2003年6月に『白金坂の上診療所』を開院以来、
多くの患者さまに支えられ、はや20年以上が経ちました。
開院までの11年間、大学の付属病院に勤務して参りました中で、特に後半の2年間、高度救命センターで3次救急(特に外傷外科)の治療に携わり、
プライマリーケア(初期治療および慢性疾患をお持ちの方の日頃のケア)の重要性を強く実感しました。
近年、大規模病院に於いて高度医療が科目別、疾患別に細分化され専門医の治療が享受できるようになった一方で、
個々人の健康状態を包括的に判断し、日常的に経過観察していく家庭医の役割も必要不可欠なのでは、と思います。
これを私のライフワークにしようと考え開業しました。
もちろん、一個人の力では限界もございます故、できる限り地域の先生方や各高度医療機関との連携も取りながら、初心を忘れずに日々努力していきたいと思っております。
あくまで目指すは『親しみやすい町のお医者さん』ですが、
スタッフ一同、患者さまのニーズにできる限りお応えし、
身近なホームドクターとしてお役にたてればと考えております。